「パワークランプ」を活用してiPhoneを好きな所に固定して撮る

February 26, 2018

 さて、以前に「cp+ 2017」で展示されていたiPhoneで使えるカメラグッズをご紹介したことを覚えているだろうか。
カメラの祭典「cp+2017」で見つけたiPhone用撮影グッズ

 このイベントのベルボン(Velbon)ブースでみかけた、ちょっと面白いスマホ固定グッズ「パワークランプ」をつい買っちゃったのである。

 ベルボンといえば日本が誇る三脚ブランドであるが、このパワークランプは台湾Mobile-Catchの製品を同社が輸入販売するという形を取っている。だからベルボンブランドではないのだが、結構しっかりしていて、便利に使えそうなのだ。


合計3つのツメがガッチリつかむ


 パワークランプは、iPhoneを始めとするスマートフォンはさんで固定するアイテムである。今回はいくつかあるあるラインアップから「キングオブキングス エディション」のイエローを選んだ。このモデルには、他にレッドとブルーも用意されている。

 iPhoneを取り付けて、ベランダの手すりに固定するとこんな感じ。



 横から見るとこんな感じ。けっこう幅がある手すりだが、後ろに2つ、前に1つあるツメがしっかりとつかんで離さない。
 パワークランプのツメは、バネではなくネジ留めしっかり固定する。だから安心である。細かい角度は、ミニ自由雲台で調整しよう。





どんな風に使う?

さてこんな所にiPhoneを固定して、何を撮るのか。いやちょっとタイムラプスで日没を撮ってみようかと思ったのだ。実は撮影途中でバッテリーが切れたために途中でつなぎがはいってるのだが……。



そしてできた動画がこちら。




こういう撮影って、iPhoneをどうやって固定しておくかが悩み所。三脚だと大げさだし、風で倒れたら困るし。クランプを使って頑丈な所に締め付けちゃうのが、意外といいのだ。
 普通の動画を撮る時にも、パワークランプは便利に使える。その辺の適当な所に挟んで、ネジを締めちゃえばいいのである。

パワークランプはクランプとミニ自由雲台から構成されている。スマホは付属のスマホ用アダプターを装着してそこに挟む。写真では「iPhone 6s」を挟んでいるが、「Plus」系の大きなボディーでも大丈夫だ。
 クランプの脚を広げれば一応自立するが、三脚ではないので若干不安定。見た目が可愛くて面白いというくらいである。

先ほども述べた通り、クランプは全部で3本のツメを持っている。それで何かに挟んでから、ネジで固定する。
 普通はこんな風に使う。横でも縦でも自由自在に固定できる。

自転車のサドルにも、ご覧の通りしっかり挟める。



 スマホホルダーのネジ穴は、背面にもある。それをうまく使えば、別角度での据え付けもできる。
 下の写真は、縦の四角いポールに縦位置で挟んだ図。iPhone 7 Plusまでのサイズならちゃんとはさめるのだ。


基本的にポール状のものを挟むのがクランプの仕事。でも、机の縁など板状のものでもしっかり挟める。
 板状のものを挟むときは奥までグイっと差し込んだ方が安定するが、ポールを挟んだ時に比べてちょっと不安定にはなる。そこは念頭にいれておきたい。

ではこのパワークランプ、どのくらいの太さ(細さ)のモノまでいけるのか。
 一番開いた状態(一番太いモノを挟める状態)がこちら。分かりやすいよう、iPhone 6sを置いてみた。大体74mmぐらいまでなら挟めそう。

 逆に、一番閉じた状態がこちら。大体4mmぐらいか。だからけっこう細いポールでも固定できる。
 この状態だと、なんかポーズをつけてお辞儀してるようでかわいい。

iPhoneをちょっと固定して動画を撮りたい、タイムラプスしたいっていう時、下手に三脚引っ張り出すよりこっちの方が便利で柔軟に使えたりするのだ。思ったよりいろんなとこに固定できるから。iPhone以外にも小型のカメラ(ウェアラブル系のカメラなど)をつけてもいい。
 これ下手なミニ三脚より重宝すると思う。工夫次第でいろんなところに装着して面白い写真や動画を撮ってみるべし。




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